バリアフリー
内も外も住まい手が主人公
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安全・安心して住み続けられる住まいとまちづくりが大切です。
 室内では  自立を助け介護を楽にする住環境整備
 高齢者に限れば、家庭内事故の発生率が交通事故よりも高くなっています。家庭内事故の原因として、転倒、転落、墜落などの他に、最近では特に浴槽内のおぼれることが注目されています。脱衣室や浴室と浴槽内の温度差などの問題も指摘されています。
住環境整備をすることによって、他の人の手助けを受けることなく、できるだけ自分でできるようにすると同時に、介護する人を楽にすることができます。
福祉機器や介護用品もずいぶんと開発されていますので、工夫をしてみることも大切です。
 
介護保険では住居改善の費用は、適応項目が限定されていますが20万円まで認められ、本人負担は1割になっています。障害者の給付制度や自治体ごとの制度もありますので、出来る限り活用することが大切です。しかし、制度の枠にこだわらないで、まず安全で安心、住みやすいという視点で住まい全体を見ることが必要です。
 
 共用部では
 戸建ての建物もそうですが、マンションなども住宅の中を改造しただけでは外に出ることができません。集合住宅には、専用部分と共用部分があり、外に出るためには共用部分の改造が必要になります。勿論、携帯用スロープなどを利用して個人の範囲で解決するという方法もありますが、上層階に住んでいたり、玄関口まで距離があったりするとスロープを運ぶことも容易ではありませんし、介護者の大変な負担になります。
 管理組合の合意があれば、階段に連続した手すりを設置する、入口を自動ドアに変える、スロープを設置するなど、共用部をバリアフリーにすることができます。共用部をバリアフリーにするということは、そこに住む人にとっても安全で使いやすいという、バリアフリーからユニバーサルデザインという誰にでも便利になることにつながります。
管理組合の合意形成をつくる過程で、共用部分のバリアフリーは、そこに住み続けようということにもなります。
バリアフリーの課題は、具体的な対象者がいない時の方が話がスムーズに進むことが多いようです。
板橋区では他区にない制度として「福祉のまちづくり施設整備助成制度」があります。
 防災とは
 「災害」だけでなく、転倒するとか盗難にあうなどの「災難」も防ぐと考えると身近に感じられます。
大きな自然災害は地震と水害です。逃げ出さなくても良い住宅とまちづくりを目指すことが、防災の大切なポイントです。阪神淡路大震災では、家に押しつぶされて圧死した人は89%に及びました。5000人がたった10秒間の揺れによる住宅倒壊で亡くなりました。この方たちをどうしたら救えたかというと、家を丈夫にするしかありません。家を点検して耐震性能を持たせていく、建物の点検と室内などの転倒物や落下物の点検、まちの点検が大切です。
 室内の健康環境
 喘息などの原因にダニやカビがあげられます。シックハウスとかシックスクールという言葉が良く聞かれます。建築材による室内空気汚染が問題になっています。シロアリ対策などの薬剤散布にも気をつけましょう。虫に有害なものは人間にも有害です。
 シックハウスは社会的な問題になったので、建築基準法まで改正され規制されることになりました。換気もとても大切だと考えます。最近の住宅は高気密化が進んでいるため、従来のような隙間からの換気に頼ることができなくなっています。一般の住宅でも、住宅が密集しているところでは、単純に窓を開けるだけでは空気が流れないことがあるので、意識的に換気を行なう必要があります。

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